2022年4月16日土曜日

「小田卓朗選手・ウイリアムソン師円選手 感謝の会」開催される!

 令和449日(土)浦河文化会館にて、「小田卓朗選手・ウイリアムソン師円選手 感謝の会」が開催されました。

 感謝の会は、既に現役引退を表明している両選手のこれまでの輝かしい競技活動の慰労と感謝を込めて、「浦河町スケート選手後援会」が主催し、「浦河スケート協会」並びに出身少年団の「浦河東部スケート少年団」が後援して行われました。

(Photo by Yoshitomi Tachibana)
開会に当たり、浦河町スケート選手後援会の塩出会長は、「2人は精一杯頑張った。これから始まる第2の人生はみんなが喜べて、励ましてもらえるよう頑張ってほしい。長い間ご苦労様でした」と挨拶。

また、
来賓あいさつでは浅野浩嗣町教育長が「子どもたちに夢と希望を与えてくれた。町出身でも世界に感動を与えられることを証明してくれた。次の目標に向かって頑張ってほしい」と激励。


野深スケート少年団の菊池優花さん(荻伏中2年)と堺町スケート少年団の扇谷心望さん(えりも中1年)が、浦河の子供たちを代表して、両選手へ感謝を込めて花束を贈呈。

小田卓朗選手は、「浦河町で小学1年生から姉の影響でスケートを始めてから22年間、長い間スケートを続けられ、スケートに打ち込んで最後まで全力で滑りきり、素敵な終わりを迎えることができたのも浦河町の皆さんの支援と応援のおかげです。ありがとうございました。スケートも最初からうまくいったわけではなく、体も大きい方ではなく、今日来てくれた子供たちとまったく同じだったと思います。それでも、浦河町という小さな町からでも、できないことはないんだということを皆さんに伝えたい。視野を広く、スケールを大きく持ってください。」と感謝とエールを参加者に伝えた。
ウイリアムソン師円選手は、「スケート人生20年の約半分を浦河町で過ごしましたが、浦河でのスケートはとても楽しかった。小学生ではそんなに速くなく、表彰台に乗れない時もありましたが、滑ることが楽しくてしょうがなかった。そんな気持ちが持続できて、さらに、社会人になって浦河に帰省するたびに、今回のように応援してくれる方々のおかげでここまで頑張ることができた。浦河町の皆さんの応援があったからこそ、幸せなスケート人生を送ることができました。ありがとうございました。」と感謝を参加者に伝えた。
続いて、浦河町スピードスケート少年団を代表して、東部スケート少年団の酒井夏羽さん(浦河第二中1年)からは「今までお疲れ様でした。小田選手・ウイリアムソン選手から滑り方の技術や強い気持ちを学び、世界で戦う勇気をもらいました。」と感謝を伝えた。

選手への質問タイムでは、「どうしてスケートをやろうと思ったのか?」「レース後半疲れてつらくなった時はどんなことを思いながら滑っているのか?」「大きな大会前にはどのようなトレーニングをしているのか?」「スケート以外やりたかったスポーツは?」などの質問に、両選手からとても参考になる回答や逆質問などがあり大いに盛り上がりました。
参加した少年団の子供たちとの記念撮影

午後からは、会場をホテル浦河インに移して、3団体合同で「感謝の会」を行いました。
池田浦河町長をはじめ、1994年のリレハンメル五輪で男子スピードスケート500mで、銅メダルを獲得した堀井学衆議院議員、北海道スピードスケート連盟新保専務理事、JRA日高育成牧場石丸睦樹場長、軽種馬育成調教センター安藤士郎専務理事、そして両選手の恩師である、山形中央高校スケート部前監督の椿央監督(現スピードスケートエリートアカデミーヘッドコーチ)ら約40名が両選手のこれまでの活躍をたたえました。
花束贈呈では、山形中央高校スケート部の後輩であるウイリアムソンレミさん、山口亜美さんから花束が贈られた。
さらに、両選手の応援団長(自称)である榊原さんと菊池さんからも花束贈呈があった。
椿央監督の礼子夫人から送られた山形県伝統の傘福。江戸時代から続く山形県に伝わるつるしかざりの一つ。様々な願いを込めて神社仏閣に奉納されていたとのこと。浦河町が馬産地ということもあり、馬とスケート靴の飾りが飾られており、宴の後は、東部スケート少年団のリンク小屋に飾られることとなった。

宴の後半では、師円選手の妹であるレミ選手より、「4月より札幌市の小鍛冶組スケート部に所属し、これからとても良い環境でスケートが続けられることになりました。ずっと背中を追ってきた偉大な両先輩が引退してしまうのはとても残念ですが、これからは私が同じ舞台に立てるよう頑張りますので応援よろしくお願いいたします。」と決意表明があり、今後とも浦河町出身選手の活躍が大いに期待されるところです。
引退される小田卓朗選手、ウイリアムソン師円選手そしてウイリアムソンレミ選手の今後のさらなるご活躍を祈念しております!
参加して頂きました皆様、ならびに後援会にご支援賜りました会員の皆様に感謝申し上げます。










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