後半2種目が行われ、男子は初日トップのウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)が1500メートルで3位、1万メートルで2位となり、153・576点で2大会連続2度目の頂点。1万メートルで13分28秒40の1位だった土屋良輔(専大)が総合2位に入った。
女子は初日総合2位の菊池彩花(富士急)が1500メートルで国内最高記録の1分57秒79、5000メートルで7分15秒46をマークしてともに1位となり、163・890点で5大会ぶり2度目の総合優勝を果たした。前日の3000メートルと合わせ4種目中3レースを制した。初日首位の高木美帆(日体大)は164・277点で3大会連続の総合2位。押切美沙紀(富士急)が3位、高木菜那(日本電産サンキョー)が4位だった。

以下、毎日新聞電子版(2015.12.23)より抜粋

スピード:「ハラハラ、ドキドキ」男子ウィリアムソン連覇

全日本選手権最終日(23日、長野市エムウエーブ)男子で2連覇のウィリアムソンは1位になった種目こそなかったものの、及第点の滑りをそろえた。土屋らの追い上げが気になったそうで「去年よりハラハラ、ドキドキで気が抜けなかった」とほっとした表情だった。
 20歳にして日本男子長距離の軸となっているが、今季ここまでは過度の緊張から食事が喉を通らないことが多く、体重が普段より4キロ落ちているという。昨年大会でマークした総合得点は日本新記録だったが、その更新はならなかった。迫力ある滑りが影を潜めており「自分を改革していかないといけない」と悩ましげだった。(共同)